[ITまにあ]テスト中の出来事

niblog2005-04-07

技術者にとってテスト作業はつきものであるが、どこにテストの重点が置かれているかは、その技術者の専門分野によって変わる事も多い。
同じ業務アプリについてのテストであっても、アプリ開発者であれば重点はアプリ処理であるし、インフラ設計者であれば稼働環境の違いによるテストが中心となるため、テストの際には異なる分野の技術者と話し合った上で纏めた方が良い。
お互い自分の専門分野外のテストにおいて欠かせない項目や方法というものは結構知らないことが多いからだ。
 
以前にも述べたが、太郎と私(朔如)はインフラ系の技術者であるが、アプリのテストに付き合わされることもある。
アプリ中心のテスト条件表は、アプリ開発者が作成することが多いのだが、「こんなテストもしないといけないのか」と自分の視点と違う項目をめんどくさ・・・・・もとい、面白く思うこともある。
 
だが、今日は別の意味で驚いたことがある。
アプリのテスト中に開発者AがBに、
インターネット時間とPC時間の比較しながらずっとテストしてると、だんだんPC側が遅れてくるんですよね〜、なんでかな〜。 やっぱPCの時計は精度が悪いですね〜。
と話しているのが聞こえてきた。
 
 
・・・・・・・・・・・ (゜Д゜;)ノノ ハイ?
 
インフラ担当者、特にサーバ管理者の方はよくご存知だと思う。
PCだからという問題ではなく、
マシンの時間はワザと遅れるようにできていることを。
 
なぜならば、マシンの時計の時間の方が進んでしまうと、時計を元に戻したときに、ログの二重化が起こるからだ。
先に書き込まれたログより、後から書き込まれたログのほうが過去日付になることは、サーバ管理者のログ分析の妨げになるので、特に大型サーバほど時計は必ず遅れるようになっているのです。
なので、時刻に精度が要求される業務サーバは正確な時刻の自動取得のためにNTPサーバに接続する必要があるわけです。
 
う〜ん、きっと我々も開発者サイドが聞いたら、つっこみたくなるような話をしてるんだろうなぁ・・・;
 
 
そういえば、以前のテストの時に上司がある目的で、本物のウィルスをわざと同梱したファイルをウィルスチェックソフトにかけていた(もちろん社内LANからは切り離した状態で)。
でも、以前の職場ではそういう時は万が一に備えてダミーウィルスを使ってた様な気がしていたものの、その時はそのダミーウィルスの名前を忘れていたので言えなかったことを今思い出した。 ちょっと調べて発見。

これだ。
今度は忘れないようにここに書いておく。 (`-´)/
 
(朔如)