知ってるようで知らないこと

niblog2005-03-23

前回は少し楽させていただいたので今回は真面目に。
Windowsを起動するたびに見る機会があるはずなのに、普段はなかなか使わないもの、それは・・・
 
 
起動メニュー
H/Wチェックが終わったタイミングでF8から起動すると表示されるのだが、通常ほっとけばそのままWindowsロゴが表示されてOSが起動してしまうので、まずその姿を拝むことはない。
しかし、これが障害時になると、逆にこの画面を見ずにはおれぬ・・・・・のだが、残念ながらそのメニューの違いを正しく知る者は少ない。
なので、本日は今まさに起動メニューを立ち上げてさまよっている人の姿を思い浮かべながら、その助けとなるべく詳細について説明したいと思う。
 
WindosXPを基準にして述べるが(2000も概ね同じ)、起動メニューからは「セーフモードの種類」の選択、「目的に応じた起動モード」の選択、「その他の起動モード」の選択が可能である。
 
セーフモードの種類
セーフモード
最低限のシステムファイル、ドライバをREADしてWindowsを起動
セーフモードとネットワーク
上記に合わせて、ネットワーク関連のファイルもREADして起動するため、ネットワークアクセスも可能なセーフモード
セーフモードとコマンドプロンプト
セーフモードではエクスプローラが起動するが、代わりにコマンドプロンプトが起動するセーフモード
誤ってコマンドプロンプトを終了してしまった場合は「タスクマネージャ」のファイルメニュー>新しいタスクの実行 から「cmd」を入力し、「OK」を押すことで起動しなおすことができる
また、途中でエクスプローラを表示させたくなればコマンドプロンプトから「explorer」を入力すれば良い
 
起動モード
ブートのログ作成を有効にする
Windowsの起動時にREADした(またはREADできなかった)全てのドライバとサービスの情報をロギングする
VGAモードを有効にする
最低限のGUIWindowsを起動
グラフィックボードのドライバの問題や、規定外の画面解像度を指定してしまって画面が正しく表示されない際に選択
前回正常起動時の構成(正しく動作した最新の設定)
前回、正常に起動(ログオン)したときのレジストリ設定でWindowsを起動
ディレクトリサービス復元モードWindows DCのみ)
DCになっているサーバでのみ使用可
デバッグモード
シリアルケーブルでシステム起動時の情報を別のPCに送信しながらWindowsを起動
システム障害時の自動的な再起動を無効にする WinXP SP2より追加されたモード
再起動を繰り返すような障害が発生した際に選択
 
その他の選択モード(書いてる通り)
Windowsを再起動する
再起動する
OS選択メニューに戻る
 
Windows 2000の場合は上記に比べ「システム障害時の自動的な再起動を無効にする」と「再起動する」が欠落している。あとは多少項目名が異なるものがあるが、機能としては同じなので適宜読み替えていただければと思う。
 
(朔如)