彼の人に捧ぐ
前回の私(朔如)は上司のPCへの追悼日記を書いたが、障害を防ぐことはできない。
しかし、発生しにくくすることと、発生した際に被害を最小限にすることはできる。
ということで、今回も追悼日記2とさせていただきます。(^^;
システムトラブルによりOS再インストールレベルの痛い目を見たことがあるWindowsユーザはなるべくシステムドライブ(通常C:)に消えたら困るデータを置かないようにする。
それは、最悪OS再インストールとなった場合にシステムドライブのデータは消えてしまうからだ。
しかし、デフォルトの設定ではシステムドライブに配置されてしまう個人データがある。
それが「マイドキュメント」「デスクトップ」「Webブラウザのお気に入り」「IMEのユーザ辞書」等だ。
これらはWindowsXPの場合はエクスプローラ上からドラッグ&ドロップするだけで、レジストリを変更することなく位置情報も変更してくれるのでシステムドライブに置いておくことに不安のある人にはお勧めだ。
ただし、大元のディレクトリである「Documents and Settings」ごと変更する場合はレジストリの変更が必要になるが、複数ユーザが共有利用するPCではユーザ毎に「マイドキュメント」などのフォルダを移動させるのも手間なのでこのフォルダごと保存先を変更した方が楽だろう。
Windows XPであれば、レジストリのバックアップを取得した後、
①「セーフモードとコマンドプロンプト」でPCを起動。
②Administrator権限でログインしてコマンドプロンプトを起動
③以下のコマンドを入力
xcopy "c:\Documents and Settings" 新しい保存先のフォルダ /e/c/h/k/o
④マシンを再起動
⑤レジストリエディタを起動し、以下のキーを参照
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\WindowsNT\CurrentVersion\ProfileList
⑥ProfilesDirectoryキーをWクリックし、「値のデータ」に保存先のディレクトリを入力
⑦5.のキーの直下にある数字で記述されているキー(現在のキー)毎にあるProfileImagePath」をWクリック
⑧「%SystemDrive%Documents and Settings」の部分を各ユーザ毎に保存先のディレクトリに変更
⑨マシンを再起動
この作業が大変だと感じる人にはこのやり方はお勧めしない。
また、Windows XP以外のユーザやレジストリを直接変更することに抵抗のある人には「いじくるつくーる」といったフリーソフトもある。
なんにせよOSのデフォルト設定を変更する場合は自己責任の上でお願いします。
(朔如)